栄養士の備忘録➀ホリデイウエイトゲイン
~栄養士が徒然なるままに書いています。乱文ご容赦ください~
ホリデイウエイトゲイン(Holiday weight gain)という言葉を知っていますか?
直訳すると、休日の体重増加…でしょうか。
うすうす気づいているけど無かった事にしていた、のは私です。
ところが2022年、この現象についての論文が出たことで、うすうす気づいていた事がはっきりとデータとして出てしまいました。
個人的には自然現象で済ませたかったのですが、栄養士としては知っておかなければなりませんでした。
結論から申しますと、日本では年末年始とゴールデンウィークに体重増加する方が多いことが分かりました。(心当たりがありまくりです。)
どのくらい体重が増えるかというと、秋から年始にかけて平均して0.5kgです。(いやいやいや。もっと増えますが何か?と思いましたが、「平均」でした。)
週単位のパターンもありますが、それはまた後日…。
あれ?そうでもないな~、と油断したそこのあなた。
そのまま次のホリデイを迎えると、元の体重から増えた分×2がプラスされます。
そして1年なんてあっという間に過ぎ去り、食欲とお腹周りは増え続けるというシステムの出来上がりです。
じゃあどうすりゃ良いのか。
ホリディにウエイトをゲインしなければ良いのです。
そんなこと言われたってお付き合いとか帰省とかあるし、年末年始はチキンもケーキもお餅も食べたいし、お正月くらいはゴロゴロするんだもん。
という方は(私含む)。
ホリデイが終わったら、ウエイトをゲインしない生活に戻りましょう。
そう。通常の生活に戻れば、体重だって戻るはず。
摂取エネルギーと消費エネルギーを、ホリデイ前の自分に戻すのです。
減量ではありませんので、体重が増えていなかったホリデイ前の食事量・運動量に戻す、だけです。
当たり前すぎてすみません。
でもまずはこれが分厚い第一関門なので、あえて書きました。
と言うのも、
Google先生の統計で、1月と5月に検索件数が爆上がりするのが「ダイエット」「食事」「運動」。
みんなよーく分かっているのですね。
ホリデイでウエイトがゲインした事を。
でもね。
そもそも食べ過ぎや動かなかった自覚があるのだから、そこを元に戻すだけで、体重もちゃんと戻ります。
ホリデイ前と比べてあと一口、あと一つ、が増えてるな。
前より歩く時間が減ってるな。
車使うクセがついちゃったな。
あの運動、ホリデイ中にやめてそのままになっちゃったな。
思い当たる節があれば、もうあとは行動あるのみ。
何が言いたいかというと、
普段から自分自身の体重と、何を食べて、生活の中でどのくらい動いているかを知る事が、やっぱり大切じゃないかなと思うわけです。
元の位置を知らんかったらさ、戻せんやん。
いつかの朝ドラのセリフでありました。
「自分の機嫌は自分でとるのよ。」
そうです。
自分の体重は自分で知るのよ。