内視鏡検査

上部消化器内視鏡検査(胃カメラ)とは

上部消化器内視鏡検査(胃カメラ)とは

胃カメラとは、鼻や口からカメラを挿入し、のど、食道、胃、十二指腸を観察する検査です。当院では、経鼻と経口内視鏡の二種類を完備しています。
経鼻:鼻からうどんくらいの細さのカメラを挿入します。
経口:局所麻酔をかけ、カメラを口から挿入します。3~5分で済みます。不安が強い方や、怖い方で、希望される方に関しては、相談のうえ、鎮静剤を用いることもあります。

上部消化器内視鏡検査(胃カメラ)で見つけられる主な疾患

食道 逆流性食道炎、ポリープ、食道がん等
胃炎、胃潰瘍、胃がん等
十二指腸 十二指腸潰瘍、十二指腸がん等

上部消化器内視鏡検査(胃カメラ)をおすすめする方

上部消化器内視鏡検査(胃カメラ)をおすすめする方
  • お腹に何らかの症状がある方
  • 上腹部の痛みがある方
  • 胃の不快感
  • 胸やけ

これらが続くような方は、胃カメラの検査をぜひ受けてほしいと思います。

下部消化器内視鏡検査(大腸カメラ)とは

下部消化器内視鏡検査(大腸カメラ)とは

大腸カメラとは、肛門からカメラを入れて大腸を診るものです。
検査中に10mm以下のポリープが見つかった場合には、基本的にその場で内視鏡的に切除します。ただし10mm以上のもの、内視鏡的に癌が強く疑われるもの、切除することで出血しやすいポリープの場合等は切除せず、高次医療機関をご紹介します。

下部消化器内視鏡検査(大腸カメラ)で見つけられる主な疾患

  • 大腸ポリープ
  • 大腸炎
  • 大腸がん
  • 潰瘍性大腸炎
下部消化器内視鏡検査(大腸カメラ)をおすすめする方
  • 便潜血検査が陽性の方
  • 便の異常がある方
  • 便に血が混じる方
  • 40歳以上で一度も大腸カメラを受けたことがない方

当院の特徴(内視鏡検査を行う上での)

当院の特徴(内視鏡検査を行う上での)

患者さまに苦痛がないよう、検査は正確にスピーディーに行います。場合によっては鎮静剤を投与し、疼痛を緩和し、不安感を増さないように配慮しています。
また、異常を見逃さずに早期発見、早期治療につなげることも大切にしています。当院長は、内視鏡検査の豊富なキャリアを持ち、内視鏡検査のエキスパートでもあります。また、当院は院長以外にも、大学病院等より招集した経験豊富で内視鏡の上手な医師が検査を行っております。まだ検査を受けたことがない方や、上記症状のある方は、一度当院で受けていただければと思います。

検査の流れ

検査の流れ

検査までの流れは以下のようになっています。なお、上部内視鏡は午前中に、下部内視鏡は午後の検査となっております。

診察・予約

検査が必要かどうか診察を行い、必要と判断された場合内視鏡検査の予約日を設定いたします。

上部内視鏡検査の場合

検査前日

夕食は、午後8時頃までに済ませてください。それ以降は、何も食べないでください。
水分は、普通に摂って大丈夫です。
普段から就寝前に薬を服用される方は、いつものようにお飲みください。

当日の流れ

  • 朝食は、絶対にとらないでください。
  • 検査2時間前までに、水や白湯を200〜400cc(コップ1〜2杯程度)飲んでください。
  • お薬は服用せずお越しください。ただし、血圧の薬、心臓の薬(抗凝固剤、抗血小板剤を除く)、喘息の薬は、検査2時間前までに服用してください。糖尿病でインスリン注射をしている方は、インスリン注射をしないでください。
検査後日

検査結果はその場でわかります。検査後30分~2時間後から飲食も可能になります。 なお、川崎市胃がん検診の場合は、2人の医師がチェックする必要があるため、再度(2-3週間後)来院いただきます。また、生検(組織検査)を行った場合には、1週間後に来院いただく必要があります。

下部内視鏡検査の場合

検査前日
  • 前日の食事は、海藻類、きのこ、ゴボウ、キャベツなどの繊維の多い野菜、豆類、こんにゃくなどの食品は避けてください。夕食は午後7時までにお済ませください。
  • 水分は朝からいつもより多めに飲んでください(1日1.5〜2リットル程度)。午後8時、下剤(ラキソデート)1本を水100mlに入れてお飲みください。その後、1時間以内に水を400〜500ml飲んでください。
    ※水・お茶・ウーロン茶・スポーツドリンクは構いませんが、牛乳や果実の入っているジュースは飲まないでください。
  • 午後9時、下剤(プルゼニド錠)をお飲みください。前日の薬は指示のない限り、服用しないでください。
検査当日
  • 朝食は食べずにご来院ください。水分(水・お茶・ウーロン茶・スポーツドリンク)は飲んでも構いません。脱水予防のため、水分は充分摂ってください。
  • 糖尿病の薬以外は普段どおり、内服してください。午前中から自宅でマグコロールP100gに水を入れて溶かし、1800mlにして2時間程かけて飲んでください。コップ1杯ずつ(200ml)を15分おきに飲んでください。下剤が飲みにくい場合はアメを2〜3個なめても構いません。
  • マグコロールPを飲み始めてからの便の回数と性状を別紙にご記入ください。マグコロールPを飲んでいる最中に気分が悪くなり、嘔吐や腹痛があった場合には、飲用を中止し、当院にご連絡ください。飲めなかったマグコロールPは捨てずに必ず持参してください。
注意事項など

検査の際、鎮静剤を使用する場合もあります。検査当日は自動車・バイク・自転車の運転はしないでください。

日帰りでのポリープ切除について

日帰りでのポリープ切除について

ポリープ、潰瘍、腫瘍、炎症などが見つかった場合は、内視鏡下で病変の一部、あるいは全部を採取し、顕微鏡検査で詳しく調べる場合があります(生検・ポリープ切除)。なお、ポリープ切除後は3〜7日ほど、飲酒・運動・入浴を控えていただきます。

専門的な手術が必要な際の対処方法

ポリープが大きい場合は、入院設備の整った専門施設を紹介し、適切な治療に努めます。

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