胃カメラとは、鼻や口からカメラを挿入し、のど、食道、胃、十二指腸を観察する検査です。当院では、経鼻と経口内視鏡の二種類を完備しています。経鼻:鼻からうどんくらいの細さのカメラを挿入します。経口:局所麻酔をかけ、カメラを口から挿入します。3~5分で済みます。不安が強い方や、怖い方で、希望される方に関しては、相談のうえ、鎮静剤を用いることもあります。
これらが続くような方は、胃カメラの検査をぜひ受けてほしいと思います。
大腸カメラとは、肛門からカメラを入れて大腸を診るものです。検査中に10mm以下のポリープが見つかった場合には、基本的にその場で内視鏡的に切除します。ただし10mm以上のもの、内視鏡的に癌が強く疑われるもの、切除することで出血しやすいポリープの場合等は切除せず、高次医療機関をご紹介します。
患者さまに苦痛がないよう、検査は正確にスピーディーに行います。場合によっては鎮静剤を投与し、疼痛を緩和し、不安感を増さないように配慮しています。また、異常を見逃さずに早期発見、早期治療につなげることも大切にしています。当院長は、内視鏡検査の豊富なキャリアを持ち、内視鏡検査のエキスパートでもあります。また、当院は院長以外にも、大学病院等より招集した経験豊富で内視鏡の上手な医師が検査を行っております。まだ検査を受けたことがない方や、上記症状のある方は、一度当院で受けていただければと思います。
検査までの流れは以下のようになっています。なお、上部内視鏡は午前中に、下部内視鏡は午後の検査となっております。
検査が必要かどうか診察を行い、必要と判断された場合内視鏡検査の予約日を設定いたします。
夕食は、午後8時頃までに済ませてください。それ以降は、何も食べないでください。水分は、普通に摂って大丈夫です。普段から就寝前に薬を服用される方は、いつものようにお飲みください。
検査結果はその場でわかります。検査後30分~2時間後から飲食も可能になります。 なお、川崎市胃がん検診の場合は、2人の医師がチェックする必要があるため、再度(2-3週間後)来院いただきます。また、生検(組織検査)を行った場合には、1週間後に来院いただく必要があります。
検査の際、鎮静剤を使用する場合もあります。検査当日は自動車・バイク・自転車の運転はしないでください。
ポリープ、潰瘍、腫瘍、炎症などが見つかった場合は、内視鏡下で病変の一部、あるいは全部を採取し、顕微鏡検査で詳しく調べる場合があります(生検・ポリープ切除)。なお、ポリープ切除後は3〜7日ほど、飲酒・運動・入浴を控えていただきます。
ポリープが大きい場合は、入院設備の整った専門施設を紹介し、適切な治療に努めます。